変異胎

断層が産声を上げ
電流が肉を這う
未知が言葉を吐き出し
詩が沈黙を殺す

VOIDの端で
沈黙が生まれ
宇宙がまたひとつ
老いていく

まだ形にもならない声が
皮膚の内側で
孵化する音を聞いている

ベルリンの雪が
鉤十字を回し
記憶の血脈をノックする

俺は
誰の胎内にもいなかった

ことばが
壊れて行くのではなく
ノイズと宇宙ウイルスが
結合を繰り返している

時間はやがて炉の中で
最後のノイズが
俺を呼んだ

胎動なき魂の保管場所

鼓動とパルスの中間で会おう

投稿者

東京都

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