春の巡りに

「春の巡りに」

静かに枝を離れ
水面にたどり着く

同心円のゆるい波間に
朝の光がちろちろと

波が去り
残されしこぶしの花びら

その下を
今年の稚魚が行き違う

逝く定め
生まれる定め

巡りゆくたった二つ

投稿者

長野県

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