
春日
春が流れている
薄桃がはらり舞う
並木を進む
遠くに見えるあの山に
枝垂れが映える
紫木蓮は青空に
真っ白な犬も笑い
賑わう声が聞こえる
蒲公英の綿毛を掴む
蜜蜂が菜の花の間に
紋白がはらり舞う
春日 咲く桜の泣くは
あの日笑い合うわたしたちのよう
日々の散るを 流るるを
収まらない春を込め
語れない日々を
繰り返す今を
過ぎ去る今を
今を、抱えて
笑い合っている
夕、微睡 春が舞う
薄桃がはらり散る
並木が流れる
陽が落ちていく
収まらない春は溶けていく
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