白終

君は
夏にうまれた
夏のある日に
単にうまれた
白いまぶしさに

そして君はこれから
春や冬を
何度になるかはしらないが
幾つか過ごすだろう
これまでと同じように
春には命が裏返り
冬はただ
なにとなくさむい

ぜんぶ済んだら
最後に君は秋に死ぬだろう
晴れた秋の日に死ぬだろう
単に落葉(ラクヨウ)のように
単に終わりのように
命はゆっくりと沈む
淡銀(ぎん)の光へと

それは 君にまつわる
あるひとつの
完成のために

投稿者

千葉県

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