びらとべらとぼらと

びらとべらとぼらと

申告する者はただちに救国の歌へとこの支配を捨てるのだと
染められた時間に口縄の真髄へと強く求めて錯乱の人となる
ハルシネーションの駒鳥の舌足らずに返答せよと
けみするばかりのヒヨドリのすもぐるような序章と言う
ふくらんだ、スラックスの、信頼する蜜柑のみのりの
腹ばいになり、服は汚れて、てのひらに土がつく
親炙するあの講道館のたたみの上に広がる身体の少なくとも今は
かりがねの重たくする象嵌のしたたりの天草へ
福祉の顔が海辺の音楽からしだいに沖へと流れて行く
黒糖の旅の衣の音楽室にしのびいる香水の瓶に出会うとき
浜辺からは太陽の破片が手で拾い集めて、影になる
こんりんざいのように思える根菜の国際のごくんと飲み込むバーバラとして
さまざまに色を変えて、その寄宿舎からの手紙に色を塗る
しびれるような痛みに顔をしかめて、噛み砕いて、さらに
あこぎなしわざだと言われるほどに、サンマの口にしばりつけて
あなたと共にこの界隈に自然の風が吹き込んでいる時間帯とする
消し込みの場所が、新人類の顔によって
化粧式の音楽隊が、目白の方角からただちに足並みをそろへて行く
墨田の竹林を直線的に抜け出して
それからの公務員の話している場面ごとに、芝居するあなたと
やや興奮の顔で芝居小屋のあたりの空気がいじけている
努力と放射能でこのあたりのすべての空気に限りなくとまどいを与えている
樹々はすでに顔を支配して、その葉はすでに記憶喪失である
ゆくゆくはこのトリメンダスの支配から記憶の葉を外部へと出すのである
いみじくも香りの風に支配されている日々の内部に起床する
君が僕の明日に香りの顔で、意味のボタンで
その表示されている顔の始末をして来ると言う
だだっぴろい、ただだだっぴろい校舎の一階の果てしない道を
君と僕とで顔を探して行くのである
どうにも不思議な景色に思える太平天国の一部から逃げて来る人たち
葦の影から顔を出して君と僕とに挨拶する顔の人
そこいらじゅうに雪が降って来て、とても白い
それはかねてよりの支配の条件で盗まれた顔の一部から取り戻すために
ゆるやかな町の坂をのぼりつつ、くだりつつ、やがて顔をふんでいる
それが自身の顔であれば、抑揚の効いた自分の顔である
つまらない冗談を言う顔を取り上げて、自分の顔のあたりにとりつけて
しだいに戦争の音が聞こえる縁側に出て
かあさんが顔にアイロンを当てている
そこからしばらくは無言の時間をすごすのだけれど
君も僕もやんわりとアイロンを意識から消すだろう
それはもう日本の国である
しばらくぶりの日本の国である。

投稿者

岡山県

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