風船みたい
言葉はとても軽いから
重たいもののない僕の体では
とてもじゃないけど引っ張れなくて
ふわふわ、ふわふわこぼれ出していく
口をギュッと閉ざしたら
体が風船みたいになってきて
どんどん膨らんで足が離れて
ふわふわ僕は浮かんでしまう
南の国へ行きたいけれど
風が北へ北へと運んでしまう
今頃南へ向かう渡り鳥
その嘴が僕に刺さって
すっかり萎びて落っこちちゃったよ
やっと地面に戻ってこれた
ぺったり平たい一枚になって
やっと風に飛ばされないよ
ぺったり平たい一枚になって
飛ばずに残った文字を集めて
ぺったり平たい一枚の上で
それを綺麗に並び替えたら
僕は捲られるのを待つ
一つのページになりたい
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