
Bloom
誰にも顧みられず、誰にも認められず、
闇の底でそこが牢だとも気付かずにわずかな肥を食らう。
「もう未来が見えない、さようなら、ありがとう」、
あなたにそう繰り返しながら、
私もきっといつか空(くう)を飛ぶだろうという気がする。
与えられた記憶がない。愛された記憶がない。
信頼された記憶がない。裏切られるような信念も持っていない。
殴られる痛みを忘れ、一人寝の寒さを忘れ、青褪める程の怒りを忘れ、
あなたが幸せに生きられる世界の実現を祈るのは、
本当に素敵な時間だろうか?
時々、私は、あなたが死なないといいなと思う。
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