美しい日々

美しい日々

あまり長くない
ということだけが分かる日に
しんしんと朝日の降る

新しい言葉の萌芽
優しく撫でるような光
皮下の血管

ゆっくり帰りたくて
月を追いかける、と言う
その手を引く

私もそこにいるだろう
未来で見た
過去のあなたの涙の前に

ちょうちょより卑しいたましい
夏に向かって翔ぼうと言う

どこへも行きたくない、と
戒めることもできず
うつむくことも叶わず

緩やかに流れていく時
数えるほどの希望
これは私の病

あまり長くない
そっと叢の雀に微笑う
あなたにはあげない

投稿者

神奈川県

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