休息日

通知を切ったスマートフォン
浜に寄せる波が砂を掻き
 
一機の飛行機が
ゆっくりと旋回し
対岸の飛行場へ降りていく
 
仲間と来ていた浜に
ハマゴウの花が揺れ
 
鳴き渡る鳥たちは
群れ集い
羽音を残し
 
堤防伝いに
走り去る自転車
陽だまりだけが流れる、無為
 
人恋しくなって
取り出した画面
 
ひとつ届いたメッセージに
「帰る」と返す

投稿者

愛知県

コメント

  1. 色々情けなくなって、なにもかも放り出したくなる時があります。ちょっとした喜びを手繰りよせて、また頑張るを繰り返していますが、この繰り返しの先は、どこに辿り着くのか、と思ったり。
    静かな風景の詩、こちらの心も休まります。

コメントするためには、 ログイン してください。