詩を詠う

ある満月の夜
不意に現れた詩人が詠う
「-森よ川よ 私たちとともに生きてくれ-

死んだとしても残り続ける語り
まかり通る 故郷への暴力
忘るるな 過去の叫びを
誓え 未来への平和を

そして今を生きるすべての人が
笑ってすこやかに
生きていけるよう
私は祈ろう」

そうして
空が白み始めたころ
詩人はまた旅に出る。
答えのない、終わらない旅の道筋を
詩として詠うために

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