なみだ

白い雲を突き抜けて
天使の光が惜しげなく
町並みにこぼれて
やがて夕日は
西の稜線を
紅に溶かしてゆく

空は
見ているかしら

毎日毎日
決意などできず
あきらめることもできず
しがみつきながら
生き延びてきた
くだらなくて
愛おしい
この道を

空は
山は
木々は
見ているかしら

そのこたえが
わたしの胸を
熱くやさしく
なみだで
満たしてくれる

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