片思う夜に

いつも、恋焦がれている
この肌に
スッ と溶けこむような
そんなことばを求めて

真っさらな夜明けの静けさ
夕暮れるひぐらしの残響
路地裏に拾い集め

そぼ降る雨の鼻歌と
向日葵の夢のつづきを
内ポケットに忍ばせる

たぶん終わりのない、片想い

今夜も
背中をまるめ
闇のしじまに漂いながら

棺には
お気に入りの詩集をひとつ
道づれに行こうと
企んでいる

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