愛を呷る

果てなき欲望の夜。

二人きりのカウンター。

美しく、凛とした蝶。

泡立つ琥珀の滴。

グラス越しに問う。

どんな人が好き?

あなたのような人。

熱を帯びる。

琥珀と言葉を呷る。

好きな人の瞳を抉りたい。

最後に映るのがわたしだから。

蝶の声が木霊する。

それも、愛なのだろうか。

琥珀は無色だった。

投稿者

兵庫県

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