再会
一目見た瞬間に僕が悟ったことを
君は悟っていただろうか
幾多の可能性の中に互いを探して
揺さぶって揺さぶって揺さぶって
君ばかりが疲れた
遠く離れた街の駅のホーム
別れ際に咄嗟に僕に手渡した乳白色のBABY-G
また手紙書くね
僕の現住所を知らないことを
あの時君は知っていた
駅名標の白が幾重にも錆びついて
上り下りの次の駅はもう見えない
もう三十年先なら失われることもない
一目見た瞬間に僕が悟ったことを
君は悟っていただろうか
僕は何を話すだろう
そして君は
一目見た瞬間に僕が悟ったことを
君は悟っていただろうか
幾多の可能性の中に互いを探して
揺さぶって揺さぶって揺さぶって
君ばかりが疲れた
遠く離れた街の駅のホーム
別れ際に咄嗟に僕に手渡した乳白色のBABY-G
また手紙書くね
僕の現住所を知らないことを
あの時君は知っていた
駅名標の白が幾重にも錆びついて
上り下りの次の駅はもう見えない
もう三十年先なら失われることもない
一目見た瞬間に僕が悟ったことを
君は悟っていただろうか
僕は何を話すだろう
そして君は
会員でない方は会員登録してください。
コメント
再会、と言っても、さまざまな再会がありますね。嬉しい再会もあれば、悲しい、もしくは、切ない再会もありうる。
この詩、全体、特に最終連が、意味深な世界になっていますね。その分、再会のイメージなどが、広がりのある詩世界になっている。
再会というタイトルに詩全体が集約されて、再会、というタイトルが、効いています。
@こしごえ
さん、コメントありがとうございます。
いろいろな再会に想いを馳せられたようで何よりです。初めて会ったはずなのに、再会のように感じられる出会いとか、次の再会はこの世であるだろうかと思ったり、様々ですね。
BABY-G!
学生時代バイト先の胸の大きな女の子がそれの薄桃色してました。それぞれが自分の“あの頃”を呼び起こすような叙情。
行ったり来たりする時空や距離、そして心なんかが、自分にはいい感じのGでここちよいです。
BABY-Gで、すぐに涙が出ました泣きました
そして、「話すだろ・・・」泣きました
ありがとうございます
一瞬の再会がもう巻き戻せないズレを決定的にします。駅名標を錆びさせる30年という月日はその答え合わせによい時間かもしれない。人間はみんなズレていて誰もがすれ違いながら生きている。昔見た夢もビターな残滓としてあぶくもさんの胸やわたくしの胸や、そして再会しても交わることのない僕や君の胸に刻まれています。いやもしかして君には残ってなかったり(失礼しました)
あとベイビーMは知っているんですがGは知識不足でした。なるほど。おいてかれた気分
@たちばなまこと
さん、コメントありがとうございます。
それぞれの記憶を思い起こさせる装置になってるBABY-Gって改めてすごいよね。メーカー冥利に尽きるだろうなー。
あ、じゃあその先輩、再会しときましょうか、私お付きで(^^)
@王殺し
さん、コメントありがとうございます。
「人間はみんなズレていて誰もがすれ違いながら生きている」が、私の詩より詩だ。
ベイビーM、逆に知らなかったので調べてしまった。確かに、偶然にしろ計画的にしろ、しない方が良い再会もあるやも知れませんね。それもこれも含めて「詩る」覚悟を持ちたいものです。
@あぶくも
ごめんなさい僕の知ってるのはベイビーメタルでした。Mっていう歌手がいるのは知らなかった
@王殺し
さん、あーなるほど。
BABYMETALならさすがにわかる!(笑)
@北杜アトム
さん、コメントありがとうございます。
返信したつもりでいましたが保存できていなかったようです。
私の詩を読んで泣きましたなんて感想もらえたの初めてかも知れません。
切ない系にチャレンジしてみて良かった!