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地下道を歩いてヘ音記号の数を数える出町柳の冬。唐突に誰かが拾い、誰かが落とす。「どんな星座なら殺されてもいい?」。定食屋の軒下で見られないように、人を得ない引き金を弾く。この先を生涯隔てられて一条寺のバス停。子供を母が追う先の雑貨屋。僕が僕を見棄てる予定。詩になれるなら。驟雨。高瀬川は優しすぎた。

投稿者

徳島県

コメント

  1. あああさん、ありがとうございます。大学時代の思い出を書きました。

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