丘のソネット
移動遊園地のメリーゴーラウンド
イルミネーションに 子供が歓声をあげる
いつまでも追いつけない 振り向いた笑顔
もどかしい楽しさを思い出す
丘の上の石段に座って
町並みの彼方に カミュの空を見ていた
明瞭とした影は 石畳を滑るように進んだ
ふっくらした 未来の場所に向かって
伝えたかった思いは 曖昧に
ぼやけてしまった影が誤魔化して
憧れた風景画に 閉じ込められて動かなくなった
ああ 凱旋門が見えるね
光る観覧車も回っている 高みまで
失った夢の 続きを見ている
コメント
パリ祭の頃、ムーリスに泊っていたので、目の前のチュイルリー公園の移動式遊園地に行ったことを思い出しました。良いですよねパリ。パンデミックとロシアの馬鹿野郎。
たかぼさん,こんばんわ♪
なんか,コメントするのがずいぶん久しぶりな感じ…
展覧会の絵に,キエフ…今は,キーウと呼んだほうがいいのかも…の大門というパートがあって,
行ったことはないけどヨーロッパが好きなので,ここのところの状況が悲しいです.
ああいう遊園地,大きな町にはよくありますよね.日本みたいな遊園地が少ないからかな.
コメント,ありがとうございます.ウクライナへの思いを言葉にしたいんだけど,なかなか
詩にはなりません…