年少、何の難を知らず

若き日は青臭く 舟を漕ぎて深き湖に入る
危うきに気づかず 橋の下を過ぐ 母は憂いを抱く
興に乗じ急流を遡れば 難しきを知らず
浅き湖なんぞ 少年の心を阻めや
碧水の裡に舟行き 世の万事難しと何ぞ言わん

心老いず 事は成し得る
将軍は若くして匈奴を破り
廿歳にて馳せ巡り 瀚海に馬を飲ます
死を何ぞ惜しまん 漢土の為に

悲しいかな 勇気なき若人あり
一隅に身を寄せ 安きを心ざす

我が生に将軍の夢なしといえども
赤き胆の豪情 天を染めん

青々たる子衿 琴音悠々たり
冷暖の風霜を経ても 我れなお少年なり

もし時を再び得ば 歌い笑いつつ 再び舟を漕がん

投稿者

福岡県

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