秋分

秋分

引き裂かれて別れがあるのか
追い詰められて去らなければいけないのか
恋しい想いに引きずられ
それでも手を振り切って行かなければならない

黄金の葉を敷き詰めた
輝かしい道がどこへいくのかも定かではなく
紅の葉を散らせば
強い思いを込めたハートの痛さを
我慢しながら歩くのは
あなたへの嫌がらせではない

寂しいと言葉に出せば
口元から白く吐き出る息の向こうに
あなたの背を追いかけるように
枯葉が舞い落ちるので
かけだして追いたくなる

真っ青な澄み切った空は
風もなく漣も立たない湖のように
別れの日だから
沈黙は思いやりなのか
別れの挨拶に躓いて
決して振り返ったりはしない

指先がゆっくりと離れていく
追いかけるように黄金や紅の落ち葉が舞う
立ち止まった夏が
一瞬のうちに風に舞い上がった渦巻きの中で
消えていく

投稿者

宮城県

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