※五行歌 六首「今があれば 今はある」
繰り返される
日常に、時々
むなしさを感じる
けれど私は
がんばるのだ
*
忘れてしまっていた
ありがたさを
思い出し
ありがとう
と つぶやく
*
またひとつ
いのちが枯れた
けれど
またひとつ
いのちが芽吹いた
*
こころの
雨よ
こんにちは
今があれば
今はある
*
こたこた
こたつ
気持ちいいなあ。
今年の秋は寒い日もある
こたこたありがと
*
光に
つつまれて
わんこが窓辺で
ひなたぼっこをしている
うとうとと
*
※五行歌とは、基本的に、五行で書く 短詩のことです。
コメント
いのちが芽吹いた、の後の後半は、小春日和のような優しさを感じます。こたこた、うとうと、良い時間ですね。
こころの
雨よ
こんにちは
「悲しみよこんにちは」のセシルとは異なり、現在の状況を「それもまた自然なこと」として静かに迎え入れる、穏やかな受容を感じました。
私もこころの雨が印象に残りました。
日常を、ふっと噛み締めたような詩ですね。少しの哀しみと、温もり…。もうすぐ、こたつの季節です。