だんだん愛しくなってきました

 「性行為の代替に僕を貶めてくれませんか」

 11月のコアントローへ歪に列挙した詩を沈ませてみる。タナトスの効用としての文字で排泄デバイスを蹂躙する。

 美しい頚椎は決して媚びない。脈の中の弾道。ぴゅるぴゅるぴゅるぴゅると風に孤立する血肉。鳥葬にしてあげましょうね、啄ばむ者を選別しますから。過剰なホメオスタシスを磔台に乗せて二度と帰さない。混沌は梱包して遺族に送ります。

 陰茎のアクチュアリティを詳細に否定。動くものならなんでも撃つ要領。人間を耐えうることが出来ますか。滑稽な交配活動への慈悲として、切なげな喘ぎの声量から断種のメスをぷすぷすぷすぷす。戦意喪失をパレットの色から選ぶ。お似合いな愚劣のお洋服です。

 わたしはだんだん愛しくなってきましたよ。

 頬を噛み千切ってほしい。

 生きることの代替にあなたの嗜好でわたしを優先的に破局させてくれませんか。

投稿者

徳島県

コメント

  1. いつも読んで頂いてありがとうございます。
    コメントを頂いた時にお返事が書けなかったことが時折あって心苦しく思っています。
    そういう時は持病の鬱でしんどくなって何も書けない状態の時なのですが。

  2. あああさん、ありがとうございます。こういうのはおそらく気分が良すぎるときに書いていると思います。普段は調子悪いですので。

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