何かを忘れても
何回でも
繰り返し言います。
今日も無事に
私は一日を
終えられた
と手を合わし目をつむり
ありがとうさま
と。何かを忘れても
あの人が居なくなってからも
いえ むしろ
あの人が居なくなったからこそ
詩を書くことを私は
やめちゃならないような気がする
そうね でも
あの人のためにっていうわけじゃない
あえて言えば、私の
いのちに従い
詩を
書く
何かを忘れても
あなたを思う。
私は恋愛はしないので
恋愛するという意味ではないけれど
あなたを思う
何かを忘れても
今
何かを
忘れていても
あなたの言ってくれた言葉を
そよぐ木々の青葉を
通りすぎる光る風を
思う。
何かを
忘れていても
涙越しの宙の月を
歌うのは何か
こころの闇に耳を澄まして
生と 死を
生と死を思えば、私というやつは
絶望を失う。そして私の
一生背負うこころの傷を
光る風はやさしくなぜる
何かを忘れても
今は無くならない。
あなたと
私の
今はさまざまな今と
つながっている
何かを
忘れていても
何かを忘れても
つながっている
今を 味わう
コメント
時折り打たれている読点が、強い意思を感じさせますね。
BENIさんへ ん。
ああ、その所から「強い意思」を感じてくださいまして、貴重に思います。
感じてくれて、うれしいです。
ありがとうございます。
BENIさん、へん。
この読点にも強い意思を込めました?w
BENIさんへ いえいえ、コメントの句点「。」にも そんな深い意味はありません。
読点「、」も句点「。」も、この詩の場合 基本的には、文章上の必要に迫られて打っています。
でも、そういうふうに深く読み込んだりしてくれたことに感謝します。ありがとうございます。
情景を観ていたら己もその一部だったというような不思議な体験をしました。
タイトルも良いです。
本当に、ありがとうさまです
全てに感謝しつつ、個に縋る感覚を持ちつつ
いっぱい繋がっています
たちばなさんへ この詩の情景を観てくれて、その上、「己もその一部だったというような不思議な体験を」してくれたことを貴重に思います。そういうふうに読んでくれたことは、とてもうれしいです。
タイトルも良いと言ってくれたことも うれしいです。
ありがとうございます。
那津さんへ ふふ、ああ、そう言ってくれて とてもうれしいです。ありがとうございます。ほんと ありがとうさまなんです。
そうですね、全てへ感謝。時々思う言葉があります。「さまざまな人や物事に、さまざまに 支えられている私」ということを。もちろん、善にもその他にも支えられているけど、(気を付けなければいけませんが)ある次元では悪にも私の悪は支えられている。
そうですね、いっぱいつながっていますね