生きて何になる
ストレスが原因だと専門家は言う
仕事や人間関係や社会的束縛など
引鉄は確かにそうだったのだろう
けれど原因と呼ぶものは他にある
生い立ちだとか子どもの頃の環境
その頃に投げ付けられた言葉たち
今も忘れられないそういった物が
こんな僕を作り上げたことは事実
いつも他人の顔色を窺ってばかり
そして善人を演じて過ごしてきた
本当を吐き出すことは一度もなく
挙句に本当の自分が解らなくなる
終いにはそんな腐った自分こそが
度し難いストレスの塊となる始末
自分自身に覚える吐き気を堪えて
生きるともなく今日を生きている
コメント
一時期、まさにこの詩に書かれていたような「日々」を私も過ごしていました。救いだったのは、詩を書いていたこと。書くことで何とかバランスを保っていました。その頃書いた詩は、今読み直すと恥ずかしい。…でも、肉声ですね。
@長谷川 忍
さん、書くことで少し心身を浄化できるような気はしますね。他人に愚痴を聞いてもらうのと同じような効果でしょうか。
もう30年もこんなものを書き続けている俺って…。