刻
いつか見た空はどこまでも青く澄んでいて
いつか見た海はどこまでも広く偉大で
いつか見た花はどこまでも美しく可憐で
いつか見た世界はどこまでも不思議で楽しげだった
今となってみる空はどこか霞んで見えて
今となってみる海はどこか恐ろしくて
今となってみる花はどこか儚くて
今となってみる世界は不可思議に曲がりくねっている
いつかの景色と今の景色
いつかの想いと今の想い
いつかの自分と今の自分
刻々と姿を変えて
細々と瞬き
久々と思いだす
いつか見た空はどこまでも青く澄んでいて
いつか見た海はどこまでも広く偉大で
いつか見た花はどこまでも美しく可憐で
いつか見た世界はどこまでも不思議で楽しげだった
今となってみる空はどこか霞んで見えて
今となってみる海はどこか恐ろしくて
今となってみる花はどこか儚くて
今となってみる世界は不可思議に曲がりくねっている
いつかの景色と今の景色
いつかの想いと今の想い
いつかの自分と今の自分
刻々と姿を変えて
細々と瞬き
久々と思いだす
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コメント
形式を揃える詩はととのっていて、自然に頭に入ってきます。
いつかと今の対比が映えますね。
今見えている世界が大人になれば消えてしまうかも、と思うと怖いですが
覚えていないだけで、もう見えなくなっているものがあるのかも
でも見えるようになったものがあるように、なにか見えるようになるのかも。