ある言葉

言葉は諸刃の刃だ
言葉で人は死ぬ
言葉で人は救われる。
いろいろとある言葉
ある次元では
言葉を使うのは人だけではない
猫には猫の言葉
桜には桜の言葉
鳥には鳥の言葉
クジラにはクジラの言葉
シジミにはシジミの言葉
腕時計には腕時計の言葉
星には星の言葉
小石には小石の
言葉がある
さまざまな存在に
それぞれの
言葉がある
ある言葉
言葉はこころを代弁してくれる
言葉はこころに一番親しい存在かもしれない
しかし時にはこころにも無いことを言う場合もある
ある意味
言葉には意味が少ない方が良いのかもしれない
意味がありすぎるからややこしくなるのかもしれない
どんなに言葉を尽くしても伝わらない場合もある
むしろ伝わらないと思えば気が楽か
それでも
言葉はある
言葉でしか伝えられない物事があるからだ
言葉の力
言葉に感謝をするけれど、
言葉で傷つけることも優しく言葉を掛けることも
その人のこころ次第だ
言葉も生きている

投稿者

コメント

  1. 言葉はその人から発せられるのですが、一旦発せられたらもうそれはその人のものではないですね。言葉は独り歩きしてさまざまな作用を及ぼすのです。ですからより慎重に言葉を選ばなくてはならないのですね。こしごえさんと同じように私も言葉に真摯に向き合いたいと思います。

  2. @たかぼ
    たかぼさん コメントありがとうございます。
    そう たかぼさんの言ってくれた通りですね。そのたかぼさんの言うことと同じように、もちろん、相手から発せられた言葉を受け取るほうも さまざまな受け取り方があるように思います。ですから、たとえば、相手のことをほめたとしてもその相手がその言葉を悪く取る場合もありうる。言葉は難しいですね。私が言葉と真摯に向き合えているかどうかは私自身自信はありません。こころで感じたり思ったりしたことを100パーセント言葉に置きかえることはとても難しいと思います。どちらかと言えば、こころの内容を100パーセント言葉に置きかえることは無理だと言ってもいいのではないでしょうか。だから、出来るだけです。ですから、こころで感じたり思ったりしていることを言葉で出来るだけ表現できるようにしたい。まあ、私の場合、一生勉強です。ふふ。
    たかぼさんがこの詩からさまざまに感じたり思ったりしたことを、そのように私に伝えてくれて ありがたいです♪^-^)

  3. 本当にそう思いますね 自然の中の全ての物に言葉と言うか、見えないけれど、聴こえないけれど発信している
    意思表示があると思います アンテナを張り巡らし、自然に耳を傾け、発信している言葉を敏感に掬い取りたいと
    常日頃、考えております  受け手が敏感でないと見過ごしてしまう気がします  この詩にはとても共感出来ます 

  4. この詩を年末までに何度も読み返し、自身を振り返りたいと思います。そして「心口意を整える」これを来年の人生テーマとすることを決めました!

  5. @あぶくも
    誤字です。
    心口意→身口意 です。

  6. 言葉は、怖いです。発した人そのものです。詩であれば、なおのこと。でも、…だからこそ、救われる部分もあるのですね。言葉の温かさに。本作品を読み、想った次第です。

  7. シジミの言葉
    それはすごい発想です

    言葉は、なにものにもなれる

  8. @夢の途中
    夢の途中さん コメントありがとうございます。
    うん、そうなんですよねぇ。人間がわからないだけで、生物はもちろんのこと 非生物も言葉を発していると思います。しかしまぁ、ほんとうのところは ほんとうのことにしかわからないとは思いますけどね。ただ、あると思うんです、さまざまな存在にはそれぞれの言葉が。世界のそれぞれの存在に人間には理解できそうにない言葉がある。まあ、この詩で言っている通りだとは思います。しかしまぁ私という奴は相当変わり者なんだろうなぁ、とは思いますよ。ふふ。
    でも、夢の途中さんが こういう詩にとても共感してくださいまして ありがたいです。

  9. 言葉で人は死ぬというのは、マジでひしと受け止めています。
    なるべくならひとには優しい言葉を伝えたいとは思いますが、そうもいかないからジレンマ。
    こしごえさんの確かに言葉は生きています。

  10. @あぶくも
    あぶくもさん コメントありがとうございます。
    あぶくもさんがこの詩を何度も読み返してくれるということ、そして、ご自身を振り返ると思ってくれたことが とてもうれしいです。この詩からすてきに影響されてくれたことが ありがたい。
    「身口意(しんくい)を整える」というのを来年の人生テーマとする。すばらしいですね。「身口意」という言葉を初めて知りました。調べてみたら広辞苑にも載っています。うん、それらが整えば、人生も豊かになるでしょうね。すてきです。

  11. @長谷川 忍
    長谷川さん コメントありがとうございます。
    言葉は怖い、その通りですね。でも、長谷川さんが言ってくれた通りで、その逆もある。言葉は温かい場合もある。言葉を発する側と受け取る側のバランスも重要なのかもしれませんね。
    言葉は、発した人そのものというのも その通りですね。
    長谷川さんがこの詩を読んでくれて、さまざまに想ってくれたことをありがたく思います。うん。

  12. @那津na2
    那津さん コメントありがとうございます。
    シジミの言葉という発想をすごいと言ってくれて ありがたいです。
    うん、シジミもシジミ同士で何かしらのコミュニケーションをしているはずです。でなければ、たとえば、シジミの子孫も出来ないはず。
    言葉は、なにものにもなれる というのは そうですね。うん。ある意味、その通りなのでしょうね。たとえば、昔の人は、空を飛びたい と言ってほんとうに飛行機を作った。でも、出来そうにないこともある。たとえば、タイムマシンは出来ないんじゃないかなぁ。
    でも、那津さんがどういう意味で「言葉は、なにものにもなれる」というのか。うん、そう、感覚的・直感的には那津さんの言うこと分かるんだけど、うまく言葉に出来ないなぁ今の今は。ある次元では、言葉は なにものにもなれますね。那津さんが言うのは、哲学的なことも含まれているように受け取りました。今私が使っている「広辞苑 第七版」発売当時の新聞広告を壁に貼っているのですが、その広告には、「ことばは、自由だ」とあります。思うこともそうですが、言葉も自由であってほしいという願いが私にはあります。

  13. @たちばなまこと
    たちばなさん コメントありがとうございます。
    世の中を少し見渡すと、言葉で人が死んでいることがありますね。しかし、これは他人事ではない。私自身、自分の気付かないところで人を傷つけている場合もあるでしょう。それでも、色々と言うしかない時もある。
    うん、ジレンマはありますね。でも、私の場合、出来るだけしか出来ないですから、その時その時 出来るだけ 相手に優しく出来れば それで上等だとある意味 観念するしかないかもしれません。
    たちばなさんが、私の言葉は確かに生きている と言ってくれて とてもうれしいし、たちばなさんが私の言葉からそう感じてくれることも うれしいです。

  14. 諸刃の刃だ言葉は
    言葉で人は死ぬ
    言葉で人は救われる。

    この冒頭の詩行で、あらゆる真理を突いていると思いました。

  15. @渡 ひろこ
    渡さん コメントありがとうございます。
    すみません、冒頭少し編集しました。恥ずかしい。(気付かせてくれてありがとうさま)

    ああ、そうですかぁ。その冒頭であらゆる真理を突いているというご感想に恐縮します。
    渡さんのこころが奥深いからそのように受け取ってもらえるのだろうと思います。うん。
    渡さんがそう言ってくれて ありがたいです。

  16. とても共感しました。やはり広茂さんは優れた詩人だなぁ・・と思います。

  17. @服部剛
    剛さん コメントありがとうございます。
    私が優れた詩人かどうかは私自身には何とも言えません。でも、剛さんがそう言ってくれて ありがたいです。
    何をもって優れた詩人とするのかは、その詩人の詩を読んでくれた方が判断してくれる。そういう意味では、剛さんのように思ってくれるのは うれしいことです。

    そして、とても共感してくれたとのこと。共感してもらえるということは、ある意味貴重なことだと思います。剛さんのこころにこの詩が共感を呼んだということが うれしく、この詩を書いて出して良かったと思えます。

  18. 「言葉使い」の端くれとして
    言葉は厄介だけど愛おしいヤツです。
    綺麗事も本音も一度はすべて頬張って
    言葉の辛さや甘さや酸っぱさを味わい尽くしたいです。

  19. @nonya
    nonyaさん コメントありがとうございます。
    nonyaさんの言葉に対する誠実な態度に頭が下がります。
    うん、そうですねぇ、そう言われてみれば、言葉のどんなことも味わえるような器を持ちたいです。
    普段の私は(気が短いほうだし、パカという意味での)短気でいけません。でもそうだからこそ、家族にも出来るだけ優しくしているつもりです。まぁ、私の場合、気を付けないとなりませんけどね。ふふ。
    nonyaさんの言うように、言葉は厄介だけど愛おしいヤツだということに同感です。そうだなぁ、と。うん。

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