穏やかに

波に触れれば 気持ちは
滑らかになってゆく
海には未知と既知が
入り混じっているからだろう

命はこの流体から始まり
延々とこれからも紡がれてゆく
まるで光りそのものが これからの
ありのままを予告しているようだ

遠くを見遣ることで
可能性は横溢してくる
そして近くを見ることで
現実が生育してくる

例えばこの花が伸ばしている
色彩を微笑みながら観ずれば
そこに学を越えた色彩論が
鮮やかに展開している

学ぶことも 一つの
習慣であろう 何につけ
己の今まで知らなかったことを
まざまざと知覚するのである

生命を広げるためには 先ず
穏やかであることが必須だ
決定論ではなく これから
発展する促しとして大切なのだ

投稿者

岡山県

コメント

  1. 最終連が特に好きです。
    生命を広げるためには 先ず
    穏やかであることが必須だ
    決定論ではなく これから
    発展する促しとして大切なのだ

    大切なんですね。

  2. こしごえ様。
    ありがとうございます。
    このように思います、としか言えないのが実状です。
    毎日を健やかに過ごすための、ひとつの方法、或いは、方向、とお取り下さい。

      武中義人。

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