栓を抜く

湯船に浸かりながら
風呂の栓を抜いた

減っていく水が
水面で肌をくすぐり
僕に重さを思い出させる

帰ってきた重力が
組んだ腕を引っ張り
束の間の自由を終わらせる

気づけば唸る渦が
最後の一滴を吸い込み
肌寒さにくしゃみをした

投稿者

京都府

コメント

  1. 冒頭のシーンから、すごくよくわかる〜って言う感覚を丁寧に描いていますね。結局その感覚の変化を味わうために最後の空っぽになるまで湯船に座り続けるところも、わかるぅぅ〜(^^)

  2. いやぁ、これ、俺も良くやるわあ

    八つ橋さん
    おかえりっす

  3. @あぶくも
    風邪ひきそうになるけどやっちゃうんですよねぇ笑笑

  4. @那津na2
    みんなやりたくなるんですかねぇ

    ただいまです

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