てるほが、軽くキスをしてくれた
なっちゃんは
どうしても

てるほが
一緒に酔っ払ってくれる

ねえ、カラオケに行こうよ

手を繋いで
永遠の新宿の東側を歩いて

一緒に笑って
また
飲んで
また

私は煙草を吸わないよ
誰と間違えてるの?

馬鹿みたいに笑って

ああ
許して欲しい

あの砂漠にいた頃
東京は絶えず乾いていて
バスに乗れば
詩をウタヲ
思い出した
それは
生まれた時
まだ
その白いものが
ついていて
詩も嫉みも
愛も
ウタモ
手を繋いだ記憶も
バス通りの
風が少し吹いて
京王線に
誰も何も感じないし
母親だけが
その花の形が
バイラスを消して
手を繋いで
新宿の日々
外人が多いね
てるほはキスをしてくれない
歌がうまくって
なっちゃんは
優しい女の子にばかり出会って
いや、違うね
なっちゃんといて
優しくなるし
あかあさんのおかげだね
京王線の溝が
軋む音に
メロディをつける
俺はメロディをつけられるよ
知ってるよ
でも、もう行かなきゃダメだよ
どうして
なっちゃんは行かなきゃダメ
てるほ
待ってて
俺はどこに行けば良いんだ

ギアが上がる
ウタガ過去に流れて
時間はあの日々をなぞり
どうしても
暑い日の
真夏の記憶

永遠の新宿の東側を歩いている

投稿者

東京都

コメント

  1. 詩は、全てを超えて
    内臓のさらに奥の背中を突き抜けて
    女の子のところに行きますね
    ありがとうございます

    日本WEB詩人会から
    お知らせです!

    日本WEB詩人会では
    毎度お馴染みのトップスライダー画像を募集します


    •なんだか好きな画像
    •初夏っぽい

    下記メールアドレスに[画像]と[短詩:画像に載せることば]をお送りください
    poeticbomb88@gmail.com

    6月中旬〆切

    どっさりご応募ください!
    何卒、どっさり

  2. コメント失礼いたします。

    記憶は、痛かったり、苦かったり、いや甘かったり、しただろうか。甘酸っぱいものを感じます。

  3. @ぺけねこ
    ぺけねこさん
    いつもありがとうございます!
    甘酸っぱいです
    夏が来ます
    待ち遠しいし
    息苦しいです

  4. 良い!
    永遠の新宿の東側
    良いフレーズです。
    良い!

  5. @たちばなまこと
    まことさん!
    良いよね、ありがとうございます
    蒸し暑い新宿の繁華街を歩いていると、田舎にいた頃も若かった頃も全ての夏の思い出が魂にピコーンって来ます

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