いのちは
深くて静かな宙を一羽の鳥は行く
深くて静かな宙の深い静けさを私は感じる
私は気付き言い思う
たましいという いのちは、
山を形作る石の石としての役目であり
手紙入れに眠っているあの人の涙であり
海の浅瀬で会話をする貝同士のことばであり
道端の草のそよぐ歌であり
……
「いのちは 欠けているから求めるのだ。私の鬼とコスモスは深く静か」
さまざまな私達に それぞれの たましいという いのちはあり
さまざまな私達はおのおのに死を含みながら回り回ってつながっている
大きなひとつの いのちである
あなたのいのちへ ありがとう
コメント
言葉がきれいですね。イメージが広がるような。
りゅうさんへ ありがとうございます。さまざまに感じたり思ったりして頂ければ幸いです。
いのちと魂について、深い次元から語る優れた詩だと思います。
剛さんへ ありがとうございます。うむ、そう言ってくださいまして、ありがたいです。
こんにちは。第二連がとても好きです。たましいにとって、いのちはさまざまな自然を受け入れているのだなぁ、という気持ちが、実際の自然にもあるのだろうと、情景が思い浮かんできました。実感をえた気持ちになりました。
竜野さん、こんにちは。そこを好きと言ってくださいまして嬉しいです。そのようにこの詩の自然の思いなどを汲んで頂きまして、ありがたいです。そして、丁寧なご感想をありがとうございます。この詩から実感をえた気持ちになられたとのこと、貴重な思いを伝えてくださいまして、重ねてお礼申し上げます。
絵画みたいに美しいです。
たちばなさんへ そのように美しく読んでくださいまして、ありがたくうれしいです。ありがとうございます。
どこか悲しさを帯びて、それでも胸いっぱいに優しさが広がります。関わりあって、絡まりあって。
あまねさんへ うむ。この詩から、悲しさと、それでも優しさを感じたり思ったりしてくださいまして、ありがたくうれしいです。うれしい。そうですねぇその通りですね、さまざまな存在がさまざまにつながりあっていると思うのです。こうして、あまねさんともつながりあっていることをありがたく思います。ありがとうございます。