俺は天下のホラ吹き男
(物事をうまくやり過ぎてしまうことの怖さを表した詩です)
俺は天下のホラ吹き男
カレーを作れば、華麗に決まる
レタスを挟めば、そのあと食べる
抹茶を入れたら饅頭添える
背中が疼けば、爪先あてる
ビールを飲んだら、一晩明ける
クールに決めたら、飲兵衛をやめる
飲兵衛をやめたら、立派になれる
立派になれたら、なにかになれる
なにかになれたら、夢でも語る
夢でも語れば、なんだか照れる
なんだか照れたら、笑って済ます
笑って済ませば、リスクは避ける
リスクは避ければ、どうにか逃げる
どうにか逃げたら、戻って過ごす
戻って過ごせば、なにかが違う
なにかが違えば またまた逃げる
またまた逃げれば どこかへ着ける
どこかへ着けたら ゆっくり過ごす
ゆっくり過ごせば 時間が過ぎる
時間が過ぎれば 人生終わる
人生終われば 誰かが語る
誰かが語れば オイラは残る
オイラが残れば みんなが笑う
みんなが笑えば オイラも笑う
そいつがオイラの誇大妄想
嘘をついたらヒトラー超える
俺は天下のホラ吹き男
コメント
カレーからビールまでが
特に、乗ってらっしゃる!
勢いがつき、言葉が湧き出ているかのようです
那津na2様
ありがとうございます。ちょっとアップアップし始めてもしつこく韻を踏み続ける。するとその心地よさが、妙に異様味を帯びてくる。カレーからビールまでは、ここまでは良いかなという感じがしますよね。
ちょっと音楽の持ってる快感の怖さについて考えて欲しくて書いてみました。