肥沃な大地をおびただしい水が灌漑していく
それはマリアージュ、君だけの秘密にしておいて
ずいぶんと密林の弦楽四重奏のほとぼり
悩み深い我等の音楽指導員、彼女までも
ピアノ曲からシンフォニーまで
おそらくはガルシアのように
キジの声からヒントをもらい
うだる暑さの美しさと言うものをたとえようもなくすすみきて
哀れなる怪盗の最後の息継ぎの言葉、春の声
よどみなくすみわたる後悔の華が咲く
そうした経過と観察と結論付けされたあまたの自恃を
多治見の工房からながめていたのである
すべての穏健なる政略的試行の後には
パピルスの繁る脳内の岸辺より
アーナンダの姿が見え隠れするのであろう
東より来る人ありて、東へと伝える人ありて
その真言のバブリーな響きは
もはや東進懺悔するかまわぬ腰骨である
おそらくは「清水」さんの愛好する
川上の〈アイゼンカツラ〉するその清水とはなんでしょうか
戦争の兵器の前後する
過去へと未来へと
丁寧な設計図を残して、沈む箱はオークの
ボストンバックの陰影となり
その真実の形はサイフォンの形となり
モンドリアンの思考の形は死者の手をとり
やがては答申された形骸のままに
ただちに語られる古代式延命方法である
それは命を型式の確定からはじめて
もだせる我等の内臓の一部から始めて
いまやパリの街角にてアコーディオン弾きたる人よ
かたときも忘れずに
弾き続けるあなた
シルビアのために。

投稿者

岡山県

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