numbling

素晴らしい仕事だね、少佐
星の彼方に見知らぬ船が浮かぶ
時間の軌跡をまたがり
文化と構築を売り渡し
彼らは望むだろう
母なる大地から生まれた
私の分け前をよこせと

危機はどこにあるのか？

血はいつも流れているのに
何故現実を返してくれと
いまさら
彼らは訴えるのか？

富裕層が自らの手を
泥の中に突っ込むだろうか？

よく見渡してみるがいい

若者の直感を操作して
内臓を調べ
頭脳を支配し
視線をソラシドと音楽に変える

電気椅子の発明や
ギロチンに皇女の首を据え
ウイルス混入ノミを
おまえの部屋に放したのも
我々地球を守る警備隊だ

はァ？、、、

君達のプライドは高いから
憂鬱な死については
内視鏡で覗いてから考えよう

思いつく名案を
誰かの責任に
変えてしまえばいい

歴史は我々の領域だ
ただし
時間は君達の所有物ではない

彼らは勝手に学び勝手に死ぬ
身勝手な危機管理を警備隊に委ね
脅迫は脅迫係に任せ
君達は協力を惜しまず
日々労働に勤しみ
金持ちは金持ちらしく
貧乏人は貧乏人らしく
泳がせたまま
南南西の方角にUFOあれば
まだ時じゃないよと
妨害電波を送り
北北北に有害電波を垂れ流す
ピュアな子供がいれば拐い
シールドを張って
ワームホールを守り
鏡の向こうの連なる世界
幻想の扉を開き
連なる拍子を３-Ｄ解析し
どうせわかりっこない
地上の虫の分類には
載ってはいない
新種の虫を放ち
土壌を変えて行く事で
軽微な刺激を
愚鈍な皮膚の電気信号に
送る事から始めてみよう
被験者を平等に立派に扱い
何も感じさせないまま
数あわせの為に存在させ
星のシールドを
二酸化炭素過多によって
閉じ込めてしまうのだ
南極のプラズマホールには
誰も近寄らせるな
わかったかね？