うんめい
天国にはどんな花が咲くだろう
世界をすべて救ってしまいそうな演奏と
世界をすべて終わらせてしまいそうな詩で
君は夜をうたう
僕は羊を数える
天国にはどんな花が咲くだろう
アルバムはまっしろな海みたいで
こんなにもやさしくてかなしい歌を僕は聴いたことがない
世界をすべて変えてしまいそうなコード進行と
世界をすべて止めてしまいそうな声色で
君は夢をうたう
僕は星を数える
天国にはどんな花が咲くだろう
ゲームはエンディングばかりを繰り返して
こんなにもやさしくてかなしい歌を僕は知ってしまった
天国にはどんな花が咲くだろう
来世は君のギターの弦になるよ
天国にはどんな花が咲くだろう
君が好きな花だといいのだけれど
コメント
何というか良い雰囲気の詩だなぁ。そして、勝手な感想ながら、The Beatlesの通称ホワイトアルバムの私の大好きな『Happiness is a warm gun』という曲が流れて、夏山に咲き乱れる高山植物のお花畑みたいな天国を思い浮かべました。
@あぶくも さま
読んでいただき、素敵なコメントをありがとうございます。実は日本版ビートルズのようなバンドの曲を聴きながら作ったので、ビートルズが連想されたのはとても嬉しいです。