ロスト・イン・トランスレーション
東京では
日本語が通じない
って知ってます
よね？
「そして 王子さまとお姫さまは
ずっといっしょに幸せに暮らしましたとさ」
アプリオリな欲望にさえ
従うことを許されない奴隷たちは
握りしめたスマホの中に小さな欲望を隠して
ホームに滑り込んでくる電車に黙って乗り込み
毎朝死地に送り込まれていく
安心してくださいコンティニュー回数は無制限です
いつ終わんの これ
山手線
ハッピーエンドレス
どこまで連れてってくれるの
忘れたいことなんてないけど
忘れさせてぜんぶ
みたいな感じで吹っ飛んでく
きみにとことんぞっこんです
車窓を流れては消えていくのは
星占いの答え合わせをするみたいに
ぼくの見たことがない顔で笑うきみ
の横顔をずっと眺めていたいな
なんて口走ってしまう愛という病
「永遠にさめない 眠りのなかで
決して終わることのない 夢のなかで」
東京には
明けない夜がある
って本当です
か？
コメント
大覚さんに勧められた映画をまだ見ることができないでいます。
@たかぼ さん
このタイトルの映画ですかね？
この詩は映画とはあんまり関係ない感じです笑
にぎりしめずに、かるく、そのかるさは、ゆるやかな枝、はねかえる枝は、にぎしめずに、かるく。
@坂本達雄 さん
にぎりしめれば、壊れてしまうかもしれませんからね。
>いつ終わんの これ
>山手線
>ハッピーエンドレス
たまらん。永劫回帰に諸行無常の響きあり。へとへとになってる大覚さんに萌える、ゼッケンです。
いや、知らんよ、実際の大覚さんはエネルギッシュかもしれないけれど。
こう、若さをひきずりながら、ふと思う、こんなんだっけ？ っていうくたびれた感慨が好物です。
愚痴をスタイリッシュにキメて。
小人は過ちをかざるという孔子の言葉にうしろめたさを感じつつも、だって人間だもの、って。
@ゼッケン さん
ぼくはニーチェの信奉者なので、永劫回帰ドンと来いです。
＞実際の大覚さんはエネルギッシュかもしれないけれど
どうなんでしょうねえ・・・まあ、好き勝手生きてます笑。
最近、感覚的•直感的な映画が少なくなって来たなぁ
と思いつつ
いや、俺が探していないだけだと思う
その繰り返しで
生きていて
でも、やはり直感的で自己的な映画を見ないとダメだなぁ
良い詩です！
東京で明けない夜に
女の子となんとも言えない新宿の空気を吸います
@那津na2 さん
ぼくも最近はあんまり映画観てないです。
読書と違って時間的制約が大きすぎて。
明けない夜、どこにあるんでしょうね。