木星の日
終わらないメロディーが
君の誕生日を祝福している
君が生まれた日
その日を誕生日と言うんだ
生まれてから死ぬまで
誕生日と言う日は
その1日しかないのに
ケーキが回って
蝋燭を吹き消すのはなぜ?
花は自分で散ると言うけれど
それならなぜ
風は吹くのだろう
あっちから囁いている
やさしい声に
いつの日か
フッと耳を傾けてごらん
僕は土星の輪の上で
君とフリスビーする日を
とっても楽しみにしている
二人で回転ごっこを
するんだ
最初から二人だけに約束された
宇宙がひらいてしまいそうな
甘い旋律をその耳の中に
福音のピークはここに立ち
ジュピターの涙にて
郷愁にあらず
コメント
こんにちは
この作品
好きです。
イメージが、飛びます。
@wc.
ありがとうございます。この詩は0歳で生き別れになってしまった、息子宛てに20年前ぐらいに書きました。もちろん彼は読んでいないけど、宇宙まで飛ばしたので、電波で捕らえて貰いたいです。