曇り空、反転
雨上がりの町は清潔ですね、
あなたが亡くなったという昨日の昼下がりにも、
彩雲がこちらをのぞいていた気がしてなりません
どんな声かも思い出せないほど遠くて細い記憶なのに、木漏れ日のように包んで、
清らかにつながる、私の根底にあるのが分かる
出会ったとして、変わったとして、それを受け入れることが愛ですか。
期限があるから面白いなんて言わないで。
一度他人の目線を総て隠したとき、あなただけの世界があること、
その世界に私が突然現れたとき、二人が確かに恋をしていたことを、
覚えていてね、
二人きりの、あの世界行きの切符を、片道だけとってたからもう帰れないよ
どんな声かも思い出せないほど遠くて細い記憶なのに、木漏れ日のように包んで、
清らかにつながる、私の根底にあるのが分かる
私に泣く権利なんてないのに、雨上がりの町は湿度が高すぎる、
柔らかな混沌が反転した先には、藍白の空が清潔に、
ちなみに純潔は、君に捧げたかった
よ
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