写真は添えるだけ
僕は十九で入院した折、この世の一切を放棄していた
にしては享楽を極めたその後よ
身体に異物を入れることには慎重であるべきだ
もう異物を入れ続けてきたので知らない
薬を打ちあんなに安心する母がいて
打たねばならぬでこんなに不安な僕がいる
面白いものですね、人とは
これについては他の人にどうこう言わない
カレーなら喜んで二度喰うのだが
儚げな香りよ
僕は十九で入院した折、この世の一切を放棄していた
にしては享楽を極めたその後よ
身体に異物を入れることには慎重であるべきだ
もう異物を入れ続けてきたので知らない
薬を打ちあんなに安心する母がいて
打たねばならぬでこんなに不安な僕がいる
面白いものですね、人とは
これについては他の人にどうこう言わない
カレーなら喜んで二度喰うのだが
儚げな香りよ
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コメント
異物を、さまざまな比喩として読んでみました。
面白いものですね、人とは
これについては他の人にどうこう言わない
ここの2行、異物と微妙に被ってくるのですね。
>長谷川さん 感想ありがとうございます。そうですね、二行独立の短歌のように見えて全体一応つながって読んでもらえるといいかと思います^^
哀しさが喉につかえる感じがしました。
>たちまこさん 不安な気持ちを詠んだからかな。本人はそれほど切羽詰まってないので安心を。