紅い糸
肩を寄せ合い あなたをそっと抱きとめる
くすぶることのない二人の情熱で
愛という感情を共に確かめ合いながら
手と手を固く結び永遠の愛を誓いあう
潮風が心地よく二人の髪を揺らし
たがいの感受性をさらに高める
永遠という時の流れの中で
瞬間瞬間の生命がたがいに絡み合い
あなたの心に纏綿する執着を離れ
自然という壮大な現象と営みに
一喜一憂していた
あなたの頑なな心の小窓を
私がそっと開ける
愛という名の感情を
思い出させてくれたあなたよ
今一度閉ざしかけた小窓を開放し
私の鈍り始めた感情を
その小さな両の手で
優しく揺り動かしておくれ
優しくも愛しいあなたへ
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