gastronome 1-10
1
イカのものすごいとこというのが
君にとってどこまですごいことなのか
よくよく聞けばイカの耳も使うとか
2
ビールと合うのかなと言ってるそばから
くさい くさいといいながら
彼女はくさやを千切って笑って食べた
3
まだ当たり前のように季節には穀物が実り、
スクが浜に、人に感情が、
まだ当たり前のように、月は空に
4
はじめてのんだのは ぎぶみいこーら
っていってもらったやつだよ
かんじかけないけど えいごつかえるよ
5
あかん
なんでこないなすまし汁の味で
涙でよんねん
6
糸瓜はちょっと手間をかけると
ポチャポチャと
自らの汁に漂いだす
7
生地には恥ずかしげもなく
「好き」とか「愛してる」とか「ダーリン」とか
そんなのはもちろんありったけ入れてやれ
8
いつものとおりだと泣いてしまうので
美味しいお菓子の作り方で
カレーを作る
9
ああ でっけえ鮎とってえ
一番辛くて臭いい あじずし喰ってえ、、
ほんでえ、、母ちゃん喜ばせ
10
当たった顔の 谷やんを
誰も見たこと ないけれど
負けても笑う 谷やんの
その顔を見たくて ホルモン屋
コメント
あったけえ、あったかくてせてねえ。
生きるってそんなものだよね、と
ABさんの詩は寄り添ってくれる。
とくに好きなのは、
えいごつかえるよ、と、カレー、と谷やんなのだけれど、やっぱり全部揃ってこそだと感じました。
@たけだたもつ
ありがとうございます。
使いまわしばっかりですけど、なにかしみてくる反応があればいいな、とか、です。
こんにちは。
好きです。
って、音量を抑えないと
イカも鮎もいなくなってしまいそうです。
大歩危小歩危、四国で売ってた鮎の味はもう忘れました。
@wc.
なにかの記憶につながるようなら、です。
コメントありがとうごあいます。