黄昏
ゆっくりと陽が傾き始めた。
冬の穏やかな夕暮れ。
小春日和の日溜まり。
黄昏色に染まった路面に
緩やかに黒い影が伸びていく。
それだけで、もういいじゃないか。
些細な胸の棘なんて。
俯いてるうちに
もう夕陽に融けてしまった、よ…。
ゆっくりと陽が傾き始めた。
冬の穏やかな夕暮れ。
小春日和の日溜まり。
黄昏色に染まった路面に
緩やかに黒い影が伸びていく。
それだけで、もういいじゃないか。
些細な胸の棘なんて。
俯いてるうちに
もう夕陽に融けてしまった、よ…。
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コメント
それだけで、もういいじゃないか。
このフレーズ、いいですね。美しい夕陽を目の当たりにすると、本当に、もういいじゃないか、という心持ちになります。…ゆっくり夕陽を眺めます。
@長谷川 忍さん。
コメントありがとうございます。
綺麗な夕景や壮大な自然などを眼の前にすると、些細な悩みは取るに足らないように思わせてくれますね。
それだけで、もう、いいじゃないかと…。
胸の棘が溶けていく、その瞬間って愛おしいですね、あんなに自分を苦しめていた棘でさえも愛おしい。
時の流れは残酷で、そして何よりも優しい。許せなかったことが許せるようになったり。取り止めのない話ですいません。
@たけだたもつさん。
コメントありがとうございます。
時の流れは胸の棘や許せなかった怒りさえも、ゆっくりほどいて溶かしてくれますね。
時間の砂が積もるほど、少しずつ度量を広げて、大人にさせてくれるような気がします。
コメント失礼いたします。
黄昏に救われた日を思い出しました。辛く苦しく惨めでどうしようもなくて。そのときふとビルの谷間から夕暮れがあらわれて。瞬間、心洗われたような。
「きれい」
言葉にしてしまうと、陳腐な、と思考が口出しするのですが、その実感や体験は消すことはできません。
そのままを、そのままに。
それを忘れても気づけなくなっても、また出会えるから、とそんなこんなが浮かびました。
ありがとうございます。
@ぺけねこさん。
コメントありがとうございます。
どんなに辛くとも自然の営みは変わらず、太陽は綺麗な黄昏を見せてくれますね。
日は沈みまた昇る。明日があるという大きな宇宙の法則に、人の心は救われているのだと思います。