からっぽ
めぐる
色を溶かし
まちをはがし
道をこわし
服を脱ぎ捨て
しゃがんで膝を抱え
めぐる
日を着て
道を履き
まちにとけ
また捨てる
集積所の隅はまだ
あきがある
隣の区画で
延び続けるビルと
影のてっぺんを
結び
その先にあるのが
カシオペア座だって
めぐる
色を溶かし
まちをはがし
道をこわし
服を脱ぎ捨て
しゃがんで膝を抱え
めぐる
日を着て
道を履き
まちにとけ
また捨てる
集積所の隅はまだ
あきがある
隣の区画で
延び続けるビルと
影のてっぺんを
結び
その先にあるのが
カシオペア座だって
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コメント
星座を描く行為、って何だろう。自分と対象物との位置関係の確認だろうか。座標のようなもの?だろうか。
スピード感、緊張感のようなものがあって、最後の終わり方も凄く印象的でした。
@たけだたもつ
様
丁寧に読んでいただきありがとうございます。
星座を描く行為、なんでしょうね。
天文学なのか、歴史なのか。自分と他人の位置関係の確認?位相?
もちろんそれらに詳しくはないです。
つらつらと、いただいたコメントでいろんな事を思うことができました。
よく分からないまま書いて、すこしだけ考える。今日はそれでいいかなと。
それしかできないですしね。
重ねて、お礼を。
@wc.さん
情景描写が見事です。
カシオペア座からは、どんどん作り、消費して捨てるようなからっぽのまちが、どんな風に見えるだろうと、思いました。カシオペア座が出てくることで、最後で視点が、上空のはるか彼方に移動し、読者も空を眺める感覚になるのが、いいなと思いました。
@レタス
さん
嬉しいです、素直に。
勿論、ここはダメな気がするってコメントでも、少し考えるきっかけになりますし。
それでも、嬉しいなあ。
と、少し感慨に浸って、また自制いたします。
ありがとうございます。
@ayami
さん
ありがとうございます。正直に、そこは狙ってなかった、、、でも、そこまで読んでみると、成る程、逆投影、最後の視点はカシオペア座から。
新しい発見があります。
ありがとうございます。