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咲きたい時に
花は咲く
咲きたい時に
人は咲けない
景色や雰囲気を
花は選ばない
景色や雰囲気を
人は選んでしまう
人が生きることは
格好が良いことではない
それでも人は
ひたむきに生きようとする
だから人は
花のように愛おしい
咲きたい時に
花は咲く
咲きたい時に
人は咲けない
景色や雰囲気を
花は選ばない
景色や雰囲気を
人は選んでしまう
人が生きることは
格好が良いことではない
それでも人は
ひたむきに生きようとする
だから人は
花のように愛おしい
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コメント
花と人を対比しながらも最後に、だから、とくるこのムーブが美しいです。
「花のように愛おしい」
最近、しみじみそう思います。
@たけだたもつ さん
>コメントありがとうございます
無駄に歳を重ねたせいか
若い頃には思いもよらなかった詩を
書いてしまいます(笑)
温かいお言葉、身に沁みました。
失礼致します。
綺麗なことばだなあ、と。
ひらがなと漢字の使い方なのかな、バランスなのかな、雰囲気って漢字がとても似合う詩だなと。思いました。
@wc. さん
>コメントありがとうございます
ひらがなと漢字の使い分けはなかなか難しいのですが
気をつけるようにはしています。
「見て」も綺麗な文字の配列を目指していますが
これも、なかなか難しくていまだに修行中です(笑)
私も…短いコメントを失礼致します。^ ^
この美しい白薔薇の写真から、私だと…こんなに静かで落ち着いた
素敵な、大人の詩は書けません。
このオフホワイトで輝いて見える花からだと、例えば…朝食のサラダで、
茹でたてのカリフラワーにたっぷりかけるマヨネーズ ♪みたいな、
弾んだ感覚になってしまいますぅ。(`・ω・´)ゞ
@リリー さん
>コメントありがとうございます
花の写真を撮り続けていると花の意志みたいなものを感じる時があります。
なかなかいい顔を撮らせてくれないんですよね。
この詩は、そんな意地悪な花に対する皮肉のようなものです(笑)
美味しそうな詩は好物ですし、私もかつて書いたことがあります。
リリーさんの美味しそうな詩を楽しみにしています。