夢十夜 ①
風の吹く草原で空を飛ぶ練習をしていた
ホップ ステップ ジャンプ
何回も繰り返すと
徐々に身体が浮かんで
やがて風に乗って飛べるようになった
風は涼しく清らかで頬をなでていく
それを餃子屋のおばちゃんに話すと
餃子を一枚余計にくれた
何枚も何枚も食べた
隣の席で
初恋の少女が長い髪を撫でながら
忘れかけた歌を歌っている
ぼくは少女に餃子食べませんか…
少女は言った
こんな臭い物を食べたらキスができないと
ぼくは泣きながら餃子を食べた
風の吹く草原で空を飛ぶ練習をしていた
ホップ ステップ ジャンプ
何回も繰り返すと
徐々に身体が浮かんで
やがて風に乗って飛べるようになった
風は涼しく清らかで頬をなでていく
それを餃子屋のおばちゃんに話すと
餃子を一枚余計にくれた
何枚も何枚も食べた
隣の席で
初恋の少女が長い髪を撫でながら
忘れかけた歌を歌っている
ぼくは少女に餃子食べませんか…
少女は言った
こんな臭い物を食べたらキスができないと
ぼくは泣きながら餃子を食べた
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