恋
みまちがえるほど
美しくなったきみは
微かに少女の面影を残して
窓際の席で紅茶を啜りながら
リルケの詩集を読んでいた
机を並べていた頃は
何でもなく話せたのに
椅子に画鋲を仕掛けた悪戯もできたのに
いま きみへの道は遠くなってしまった
ぼくは高鳴る鼓動を抑えて
珈琲のおかわりを頼んだ
少しでも長く同じ空気を吸えるように
少しでもきみの面差しを垣間見えるように
甘やかな香りの珈琲をゆっくりと飲んだ
みまちがえるほど
美しくなったきみは
微かに少女の面影を残して
窓際の席で紅茶を啜りながら
リルケの詩集を読んでいた
机を並べていた頃は
何でもなく話せたのに
椅子に画鋲を仕掛けた悪戯もできたのに
いま きみへの道は遠くなってしまった
ぼくは高鳴る鼓動を抑えて
珈琲のおかわりを頼んだ
少しでも長く同じ空気を吸えるように
少しでもきみの面差しを垣間見えるように
甘やかな香りの珈琲をゆっくりと飲んだ
会員でない方は会員登録してください。
コメント