ソルフューターペルトキュルテン

それが起こったのは例の悪名高き「サスメサスモキュニアの悲鳴」からさらに3日目目のことである。誰もが望んでいた事ではないが誰も望んでいない事ではなかったし、
誰もが楽しかったわけではないが誰も楽しくなったわけではなかった。
兎に角それによって自殺者が出たと聞いたのはジェイテントハンスにウェストレスガホーデンの一派が現れ、「誰かセシオ若しくはその兄弟を見たものはいないか」と尋ねて回っていたという話を聞いた直後であった。誰もが悲しい思いをしたわけではなかったが誰も悲しい思いをしなかったわけではなかったし、誰もが死んだわけではないが誰も死ななかったわけではなかった。
ただしウィソン暦21-39の13時までは。
ここからの顛末は皆さんもご存知であろう。
それまで沈黙を守っていたソルフューター兵士隊がズワノ湾に武器を装備して現れ大量の市民を虐殺。
市一帯を占領し、のちに「ペルトキュルテン」と呼ばれる事になる国家を建設。
元首はグスタフケキマヨルシュタインと名乗りその後も「サスメサスモキュニアの悲鳴」を超える惨劇を何度か繰り返したのちゼリブ共和国のワルキュアで暗殺される。

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 理解しよう読み解こうと脳味噌使ってうーんうーん唸っていると作者(敬称略)の術中にはまってるようなんだよねーこの作者(敬称略)の作品になぜこんなにも魅力を感じるのかしらんと小生の経験値を探ってみたら…不明なモノに対する畏れのようなもの?うーん違うなー妙な懐かしさも感じるしなー結論よくわからん!まあアンプにシールドブッ刺して最大限音量最大歪みでジャーン!ってゆー感じですかねーあとデビットリンチとか…これはちょっと違うか…マイナーなメーカーのプラモデルの説明書に記載されてある短い物語(架空)だよねーこれも全然違うか…小生もそーですがいつも何やら不穏な事、桃色な事、逆の逆の事等々よく思い巡らせておりますよーこれもちょっと違うか…作品に触れる度(今昔の)作者(敬称略)の背後に伸びる長い影の中で体操座りして項垂れているように感じるのですよーこれもちょっと違うなー

  2. 誰もがこの詩を理解したわけではないが誰もこの詩を理解しなかったわけではないし、私の目の前に置かれた雑誌に書かれたスタイリングイノベーションという文字を私が気にしていることを、誰もが知っているわけではないが誰も知らない。

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