パンダのままで
いわゆる、存在のままで
暗愚のわたしは等身大に掘り起こされる
このままで、バスティーユのマルキ・ド・サドのように
パンダになる
愛は鞭打つ行為の快楽のヒナギクのように
不在する行為のホールへと
皮はひん剥かれて、それからのアカンゾーへと
ほのかに車輪はひしゃげて回る
この回る灯台の白と黒の陰影と言うものは
非在する断崖の崩壊のチョコレート
あなたの皮脂の匂いの美の
くまなく森林の抑圧的で、たわんだ励行
方面戦で勝利するニホンアナグマの垂れた眼よ
といちの奈良漬けに、トクサの垂直に
ではらった開襟シャツに
大袈裟な兜の角のしゃしゃりでる、でる
大磯の海水に死体を沈めているとそこは
平均的な感情のもりあがりで、かげる、かげる
シャンパンで海の結婚式を祝福するのは、わたし
おそろいのダイビングスタイルで
海底で待つこのパンダと
深刻で複雑な愛情のたゆたいを見るのである
ホウボウの針のような愛といういとなみである
さわやかな写真機で内臓を写し取ると
かくかくとレンズは反応する
シュワルツの半径で君の耳にサンクチュアリの音で
重たい肉体の浜辺の記憶の失望する
ところどころで庶子は単純に願いあげ
祈念された柱の傷に
とんがってサマータイムの柱の傷に刻まれて
所管する会計検査院のパンダです
あなたはひどく書面につうじる、かたちで
その光景はひどくオースティンの光であって
さらには陸上の統計から、わたしを除外する
いみじく、さすらう、サバンナのハンターのように
ゾウガメのように、またシンボルは平身低頭するので
かしましい娘たちの尻のように
鞭打たれ歓喜する
パンダです。
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