音符の壊れたメロディ
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ねえ、知ってた?
人間もひとつの星なんだよ
地球の表面を動き回る星なんだよ
だけどね その星の光はとっても小さくてとっても弱いから
宇宙からはその存在すら見えないの
君を見つけることができるのも
ボクを探しだすことができるのも
この地球上の誰かでしか叶わないのよ
だからもう 争いごとはやめにして
傷つけあうのはやめにして
互いの温度を抱きしめ合うみたいに
はじめまして こんにちは
君の光に導かれて
ボクたちはいま
こうして出会うことが出来ました
君のことを教えてほしい
ボクのことも知ってほしい
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泣きたいときもあるさ
泣いたらダメだなんて
一体誰が決めたのだろう
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たったひとこと 口がすべっただけで
君の心はもう 空より遠い
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最初から筋書がわかってしまうような
そんなミステリーを読むことほど
退屈なことはないじゃないか
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見つけられるものより
見つけられない何かを
必死に追い続けていたよ
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本当に必要でないものは
他の何者でもなく
このボクなのかもしれない
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偽りをごまかそうとして
とっさに笑ってしまいました
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いつか このボクにも
楽しくてしょーがないという日が
やってくるのだろうか
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人間というのは なんて矛盾した生き物なのだろう
片手に持ったナイフで 手あたり次第に切りつけたかと思えば
もう一方の手に持った包帯で 優しく介抱してみたりする
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君が好きだった ジャニスジョプリン
君が好きだった 真夜中のカーボーイ
君が好きだった黒のタートルネック
君が好きだった 脚の悪い子猫
君が好きだったすべてを残して
ボクの前から姿を消した
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君がこの街出ていったとき
外はちょうど雨が降り出してきていた
そういえば 君は傘を持っていただろうか
いまごろ この雨に打たれながら
ボクの知らない 遠い街のどこかで
ボクの知らない誰かと会っているのだろうか
飲みかけていた紅茶はもう
すっかり冷めてしまっていた
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元気ですか
枯れ葉がにじむ夕暮れ時
乾いた風が通り過ぎている
元気ですか
街のけむりにまかれて
シュンとした気分
借りてた古いレコード
いまはどこにあるのか分からない
あの頃のメロディーはもう
擦り切れたポケットの中
元気ですか
こんなような日々
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コメント
戦後とはなんだったのか? ロックンロールとは? 愛と平和とは? すべては幻想だったのか? と考えあぐねるこの頃です。
荒川濁流さんへ
コメント、ありがとうございます!
まったく、平和を幸福をと願いながら
いつになっても戦争なくならないですね(泣)
上の者たちが勝手に決めて、勝手にはじめた戦争で犠牲になるのは
いつだって市井の人々で
反骨精神の象徴だったロックにしても
音楽を通して社会に訴えかけてきているものが多かった気がしますが
いまの音楽はどうなんでしょうね。。。
私が思うに、声高に叫ぶ愛とかいうものでは地球は救えない
生半可な気持ちでは、何も救えないのだと、そんなふうに思います
ありがとうございました