「自己犠牲」
足を切った
家族を飢えさせないため
自分が餓死するのを防ぐため
あのときは仕方なかった
もう一本、足を切った
自分の不甲斐なさに呆れながら
まだ幼かった子どもは
なにも知らずに平らげた
私は強い魔物なのだろうか
二本の足は生えてきた
パートタイマーの妻は
相手にもしてくれなかった
静かに生きてきただけなのに
何が悪かったのだろうか
歳をとり振り返った私は
失足感は残るものだと知った
足を切った
家族を飢えさせないため
自分が餓死するのを防ぐため
あのときは仕方なかった
もう一本、足を切った
自分の不甲斐なさに呆れながら
まだ幼かった子どもは
なにも知らずに平らげた
私は強い魔物なのだろうか
二本の足は生えてきた
パートタイマーの妻は
相手にもしてくれなかった
静かに生きてきただけなのに
何が悪かったのだろうか
歳をとり振り返った私は
失足感は残るものだと知った
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コメント
この詩の最初から ずっと来て、最終連が特に いいなあと感じ、ポイントに至りました。
同じタイトルが並んでいたので思わず驚いてしまいました。人によって、生き方捉え方は違うんだと改めて感じました。この詩も自分の詩も最後は笑えていて欲しいと願います。
@こしごえ さん
@御坂葵 さん
コメントありがとうございます。
これで送ると同朋メールみたいに
届くのかなあ。