夕食一景
溜息から淡い夢が零れる
親しく食器の触れ合う食卓
夕べのひと時を味わっている
穏やかな安らいの夕べ
出端を折られた漆黒の闇
部屋の隅に縮こまったまま
弾む会話に傾く耳
夢を落とした憂いの主は
知らず知らず顔を上げ
邪気の無い問いに応え
瞳は輝きに身をゆだねる
闇はそろりと首をもたげ
あの人の背後にそっと立つ
窓辺には仲間も翼を休めに降りて来るのだが
溜息から淡い夢が零れる
親しく食器の触れ合う食卓
夕べのひと時を味わっている
穏やかな安らいの夕べ
出端を折られた漆黒の闇
部屋の隅に縮こまったまま
弾む会話に傾く耳
夢を落とした憂いの主は
知らず知らず顔を上げ
邪気の無い問いに応え
瞳は輝きに身をゆだねる
闇はそろりと首をもたげ
あの人の背後にそっと立つ
窓辺には仲間も翼を休めに降りて来るのだが
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コメント
溜息から淡い夢が零れる
なんというか、切ない溜息ですね。
その中で、
夕べのおだやかな食卓が、引き立ちながら、なんだか心地好いです。
闇はそろりと首をもたげ
あの人の背後にそっと立つ
この闇が、そっと立つ気配を優しいと感じます。
私は光も好きですが、闇も好きです。
窓辺には仲間も翼を休めに降りて来るのだが
この詩の想像をふくらませるような終わり方に、この詩の深さを思います。
@こしごえ
さん
コメント、ありがとうございます。自分は食器の触れ合う空間が落ち着きます。
自分が大食い(?)だからかもしれませんが、夕食をとる場所はなごみます。
この詩はそのあたりをイメージして書き始めました。
が、どうして闇やその仲間(?)が出て来たのかは、よくわかっていません。。。