読書人の聖夜祭

「Trick or Read!」

彼岸との戯れ
邂逅の時
なりふり構わず
ページをめくれ

めくるめくは
さまよう夢路
過去と未来とわたくしと
生者と死者とうつろいと

此岸との戯れ
訣別の時
死にもの狂いで
ページをくらえ

「読書をしないとイタズラするぞ!」
 
 

投稿者

コメント

  1. 印刷技術がない時代にはそれこそ死に物狂いで読書をしたのでしょう。それも社会的に最高ランクのごく一部の知識人だけが。翻って現在はというと、世界にはめまいがするほど読みきれない大量の書物が溢れかえっています。その中から自分にあった書物を探し出す方が難しくなっています。あまりに大量にあると逆に食指が伸びなくなりますし、読書以外にも大量に娯楽がありますので、畢竟、本が読まれなくなってきます。そんな世相に警鐘を鳴らすかのような詩、楽しく読ませて頂きました。

  2. この詩自身を拝読することで、この詩の魂も読者の魂も輝くのだと思います。

    紙の本が好きです。
    でも、ある理由で、小説などの長文は読めなくなりました。それでも、紙の本が好き。詩は比較的短い文章なので、なんとか読めています。詩が好きです。^^

  3. 読書って、過去と未来を行き来する自分がいて、生者と死者の対話でもあるなあと、感慨深く、楽しく読ませていただきました^ ^ 勢いがあって、生者と死者がハロウィンの装飾の中でダンスしているようなイメージでした(^^)

  4. @たかぼ

    たかぼさん、コメントありがとうございます。。
    ぼくは、本を読むのが苦手な子供でした(むしろ嫌い?)。読書感想文なんて、「ぼくは…」で終わってしまうくらい。けれど年齢が積み上がってくると、積まれる本も少しずつ増えてきて、ここ最近は本を読む機会が増えてるような気がします。自分に合うかはわからかいのですが、ふと手に取った書物が、めちゃくちゃ面白かったりしたら、その時はとてもうれしく思います。勉強にもなるかもですし、本を通してだけど、その書き手との繋がりみたいな、こんな昔の人の本なのに共感できたりとか。
    熱心な読書家でもなんでもないのですが、今は本を読んでみたりしてる自分をうれしく思っています。

  5. @こしごえ

    こしごえさん、コメントありがとうございます。
    詩の魂…そうですね、なんとなくなのですが、また読み返してみると本を読みたくなるような気がします…!
    紙の本、いいですよね。古い本の匂いとか装丁とか、そういうのが好きだったりもします。ぼくもあまり長いのは、集中力が続かなくて読めなかったりもするのですが、詩は短い文章が多いので、読みやすくていいなって思います(しかしその短さ故に凝縮されているのか、時間がかかったり消耗も激しい詩もある気がします…)。
    マイペースに読んでいきたいです。

  6. @ayami

    ayamiさん、コメントありがとうございます。
    読書週間中、ハロウィンもあることに気づいて、そこから着想を得ました。楽しんでいただけたのであれば、作者冥利につきるような気がします。SFや時代劇、詩作品、和歌など多種多様なジャンルとハロウィンを掛け合わせてみた感じで、正に踊っているような気がしています。小さいときまではまったく興味がなかったのですが、昔の人が書いた本を読めるって、なんかすごいなって今は思います。

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