「死にたくない」
生きていたいと思うのは
きっと当然なことで
本当に心から死にたいと思う人など
いない
みんな
生きたいと思う気持ちを
死で覆っているだけで
誰かに生きろと言って欲しい気持ちを
死という言葉で隠してるんだ
生きていたいと思うのは
きっと当然なことで
本当に心から死にたいと思う人など
いない
みんな
生きたいと思う気持ちを
死で覆っているだけで
誰かに生きろと言って欲しい気持ちを
死という言葉で隠してるんだ
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コメント
この作品、すべて一行空けて書いていることに最初に気づきます。
心の奥にある願いがとても優しく切実に表現されているが伝わります。人間はこの世に生をもらったときから本質的な部分で「生きたい」という気持ちは自然なことなのに、それを素直に言えない苦しさが、言葉の中からにじみ出ていて、表面的な「死にたい」という表現に隠れている「生きたい」という願いは、誰にでも共通するものなのに、それなのに、時に、それを表すのが難しく、どこかで届かないと思ってしまうこともあるのでしょう。
この詩の中にある「誰かに生きろと言って欲しい」という言葉はとても心に響きます。
誰かが手を差し伸べる一言で、ほんの少しでも光が差す瞬間が生まれるかもしれません。そして、その「誰か」は、この作者の心の中にも存在しているのかもしれません。言葉を通じて、どうか自分を大切にして、今ここにあるその気持ちを無理に押し込めずに、そっと抱きしめてあげてください。
素敵なコメントありがとうございます。
生きたい気持ちを死にたい気持ちで隠すのではなく、ありのままに生きたいと思える言える世界に、私は希望を感じてます。